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中国倉庫業、5月は在庫回転が鈍化

2026年6月5日 (金)

調査・データ中国物流購買連合会が5日発表した2026年5月の中国倉庫指数は49.6となり、前月から1.4ポイント低下した。好不況の節目となる50を下回り、倉庫業の景況感は短期的に収縮圏へ入った。

分項目では、新規受注指数と業務活動予測指数が上昇した一方、業務量指数、施設利用率指数、期末在庫指数、平均在庫回転回数指数はいずれも低下した。特に平均在庫回転回数指数は47.7で前月から5.1ポイント下落し、貨物の回転速度が鈍化したことを示した。期末在庫指数は50.9と拡張圏を維持し、在庫水準は引き続き上昇した。

5月は鉄鋼や建材などの主要資材の季節的な閑散期入りや、製造業需要の弱含み、南方各地での強い降雨の影響を受け、倉庫業務量の伸びが鈍った。鋼材、建材などの伝統的な大宗品目では、下流の調達意欲が弱まり、倉庫需要が後退した。一方、食品や日用品などの消費財分野は連休需要に支えられ、業務量は堅調に推移した。石炭などエネルギー品目も安定供給需要を背景に一定の下支えとなった。

新規受注指数は51.7で前月から0.2ポイント上昇し、3か月連続で拡張圏を維持した。石炭、食品、日用品などは50を上回ったが、化学品や建材は50を下回った。業務量指数は50.8で4.3ポイント低下し、拡張圏にとどまったものの、伸びは明確に鈍化した。施設利用率指数は50で、前月から2ポイント低下した。

同連合会は、倉庫業は足元で調整圧力を受けているものの、新規受注が拡張圏で推移し、業務活動予測指数も56まで上昇したことから、企業の先行きへの信頼感は強まっているとみている。安定成長政策の継続や、高度製造業など新たな成長分野の需要拡大により、倉庫業は今後、比較的早期に安定運行へ戻る可能性がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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