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Shippio、設立10年で貿易DX進化誓う

2026年6月10日 (水)

ロジスティクス国際貿易DX(デジタルトランスフォーメーション)開発のShippio(シッピオ、東京都港区)は5日、同社の設立10周年パーティーを開催した。会場には同社の社員をはじめ、100人を超える多くの来場者が詰めかけた。

▲Shippioの佐藤孝典氏

パーティーの冒頭、代表取締役CEOの佐藤孝徳氏が登壇し、来場者へ挨拶を行った。

佐藤氏は、会場を見渡しながら、社員のほか、同社を支援しているファンド投資家、メディア関係者、人材エージェントが参加していることに触れ、「当社の成長をそれぞれの立場で支え、並走し続けてくれた多様なスタートアップ・エコシステムのメンバーに感謝したい」と述べた。

また佐藤氏は、本誌の取材に対して「マクロ環境では国際情勢の混迷などを発端とするサプライチェーンレジリエンスへの注目が集まっている」と現状を説明。また、「テクノロジーという観点では、これまで『国際物流や貿易での活用が難しいのではないか』といわれてきたが、AI技術の進歩によって導入が現実味を帯びてきている」とし、事業が時流にマッチしてきていることを示した。これらを踏まえ、「荷主向け、物流事業者向けの当社のプロダクト開発をこれからも日々進化させ、引き続き本産業の発展の一助となれるよう尽力する」と意気込みを語った。

佐藤氏の挨拶に続き、同社の株主であるDNX Ventures(東京都港区)マネージングパートナー日本代表の倉林陽氏が乾杯の音頭をとった。ユーモアを交えながら壇上へ現れた倉林氏は、普段の取締役会で見せる佐藤社長の「真面目で誠実な人柄」を明かすエピソードで会場を沸かせつつ、投資家の視点から熱いメッセージを贈った。

倉林氏は、グローバルな重点投資や成果連動での価値創出を目指すベンチャーキャピタルの本質に触れた上で、大きな潮流を捉えて新たな価値を創り続ける「起業家精神」の重要性を力説。さらに、現在のAI時代だからこそ、単なるSaaSの枠にとどまらず「大きな社会・産業課題を自ら解決する」ことの意義と、それに伴う飽くなき学びと進化の必要性を熱弁した。最後には、挑戦を続けるShippioのメンバーや起業家たちに心からのエールを送った。

パーティー後半には元ヤフーCEOで現在はベンチャーキャピタル運営会社BoostCapital(東京都港区)代表取締役の小澤隆生氏と佐藤社長の対談が行われ、来場者は興味深く耳を傾けた。(土屋悟)

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