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サクサ、山形・米沢に射出成形新工場

2026年6月8日 (月)

M&Aサクサは5日、山形県米沢市の生産拠点再編に向け、老朽化した工場を譲渡する方針と、新工場の建設着手を取締役会で決議したと発表した。米沢地域にあるサクサテクノとソアーの生産拠点を再整備する「米沢アドバンスドファクトリー構想」の第1弾として実施する。

譲渡方針を決めたのは、連結子会社が操業する米沢市東の工場で、1960年に建設され、主に射出成形品の製造を担ってきた。土地面積は3万879平方メートル、建物の延床面積は2万1410平方メートル。譲渡価格は未定で、今後、競争入札により譲渡先を決める。2026年7月に入札を始め、同年11月に優先交渉先を決定し、27年1月に売買契約を締結する予定だ。

同社は近年、遊休不動産や低稼働資産の売却を進める一方、生産・開発・営業拠点では積極的な設備更新が十分でなく、施設老朽化や拠点分散による生産性、効率性の改善余地があったとしている。今回の再編では、既存工場を建て替えず、サクサテクノとソアーの隣接工場敷地内に新工場を建設し、生産機能を移管する。既存工場はセールス・アンド・リースバック方式で譲渡し、新工場竣工まで賃借して操業を続ける予定。

新工場は米沢市八幡原の八幡原工業団地内にある同社保有地に建設する。建設予定敷地面積は9000平方メートル、建物面積は4600平方メートルで、主要生産品は射出成形品。投資規模は28億円から35億円を見込み、26年8月に着工、28年3月の稼働開始を予定する。

新工場では、温度、湿度、清浄度などを成形工程に適した水準で管理し、品質の安定化を図る。自動搬送や自動加工機の導入も進め、生産効率の向上や労働負荷の軽減、リードタイム短縮につなげる。主要工程ごとに建屋を分けることで、災害やトラブル時の影響範囲を限定し、安定供給体制の強化も狙う。

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