国際欧州連合(EU)は8日、ケニアとの戦略的パートナーシップを強化し、貿易、デジタル化、持続可能な投資分野で協力を深めると発表した。東アフリカの主要物流動脈である「北部回廊」の高度化や、ケニア国内の高速通信網整備などを支援する。
EUは、グローバル・ゲートウェイ戦略の一環として、ケニアに対する複数の投資支援策を示した。このうち物流分野では、モンバサからコンゴ民主共和国のキサンガニまで延びる北部回廊の近代化に1700万ユーロを拠出する。東アフリカで最も交通量の多い貿易・輸送ルートを、低環境負荷型の物流回廊へ転換する狙いがある。
生鮮品向けコールドチェーンの整備、航空輸送から海上輸送へのシフト、貿易手続きの簡素化を支援する。農産品や生鮮品の輸出競争力を高めるとともに、輸送コストや環境負荷の抑制につなげる。
EUとケニアは経済連携協定の完全実施に向けた貿易課題の解消も進める。ケニアは東アフリカの物流・金融ハブとして位置付けられており、EUは同国を域内サプライチェーン強化の拠点とみている。インフラ投資と通商制度の整備を組み合わせ、欧州と東アフリカ間の貿易環境を改善する取り組みとなる。
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