認証・表彰Coupa(クーパ、東京都港区)は9日、2026年度「Trendsetter Award」(トレンドセッターアワード)の受賞企業を公表した。CoupaのAI(人工知能)ネイティブ・プラットフォームを通じて、支出管理やサプライチェーン改革で成果を上げた世界9社を選出し、日本からは三菱重工業がアジア太平洋地域(APAC)部門で受賞した。
同アワードは、リアルタイムデータとAIを活用した意思決定によって、コスト管理や業務効率化、サプライチェーンのレジリエンス向上を実現した企業を表彰するもの。物流・サプライチェーン分野では、調達から輸送、在庫配置までを含む広範な最適化の取り組みが評価対象となった。
物流分野で特に注目されたのは、「Supply Chain AI Transformation Winner」を受賞したタイソン・フーズ(米国)。同社はAIによるシナリオモデリングを活用し、サプライチェーンにおける意思決定を高度化した。物流ネットワークの合理化を進めた結果、物流コスト全体の大幅な削減を実現したという。
また、最高賞にあたる「Coupa Trendsetter of the Year」を受賞したキンバリー・クラーク(同)は、Coupaのサプライチェーン設計・計画ソリューションを活用し、原材料調達からサプライチェーン設計まで管理領域を拡大した。世界で3万5000人超の従業員とサプライヤーの90%にシステムを展開し、140億ドルの発注支出管理や85億ドルの請求処理を実施している。
日本企業では三菱重工業が受賞。同社は世界30か国・141社にCoupaを導入し、購買データをグローバルに横断分析できる体制を構築した。支出データの可視化により、間接費のコスト最適化やガバナンス強化を推進したほか、二重払いの防止や不正支出の検知にも取り組んでいる。
Coupaによると、同社のプラットフォームは3200社超の顧客コミュニティから生成される10兆ドル規模の取引データを活用しており、AIを活用した支出管理やサプライチェーン最適化を通じて、企業の意思決定高度化や業務効率化を支援している。
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