調査・データ中国物流購買連合会が9日公表した6月の中国道路物流運賃指数は105.3となり、前月とほぼ横ばいだった。前年同月比では0.15%上昇した。月内では第1週に前週比で上昇したものの、第2週から第4週は低下し、全体として小幅な変動にとどまった。
車種別では、車両単位の貸切輸送を示す整車指数が105.9で前月とほぼ同水準、前年同月比0.21%上昇した。小口貨物では、零担軽貨指数が102.5で前月比0.07%低下、前年同月比も0.07%低下した。一方、零担重貨指数は105.9で前月比0.04%上昇、前年同月比0.19%上昇した。
中国側の分析では、重大プロジェクトの着工や消費需要、EC(電子商取引)販促が貨物需要を下支えした一方、個人車両やプラットフォーム型輸送力の増加で供給は高水準を維持している。6月は製品油価格の下落で輸送コストの圧力が和らぎ、一部の輸送プラットフォームでは運賃を0.6%引き下げた。理論上の下げ幅1.3%を下回る調整にとどめ、事業者の収益回復や市場秩序の維持に配慮したとしている。
ただ、輸送力が需要を上回る基本構図は変わっておらず、道路貨物市場では過当競争が続く。今後は第3四半期に工程プロジェクトの着工が集中し、輸送需要を一定程度支える見通しだが、高温や多雨による地域的な需要鈍化も想定される。運賃指数は小幅な振れを伴いながら、当面は安定圏で推移するとみられる。
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