
(出所:Shippio)
ロジスティクスShippio(シッピオ、東京都港区)は15日、三菱自動車が荷主向け貿易管理クラウド「Shippio Cargo」を導入したと発表した。グローバルサプライチェーンの可視化と輸送管理の高度化を進め、KD(ノックダウン)部品の在庫管理や輸送の最適化を強化する。
三菱自動車は世界各地の生産拠点向けにKD部品を供給しており、近年の地政学リスクの高まりや物流の混乱を背景に、サプライチェーン全体をデータで可視化・管理できる体制の構築を進めていた。今回の導入では、輸送・保管工程にある部品在庫を可視化し、現地在庫の適正化を目指す。
Shippio Cargoはコンテナ船の自動トラッキング機能や洋上在庫の可視化機能を備える。これにより、部品の出荷から現地生産での使用までのパイプライン在庫を一元管理し、輸送状況の把握を可能にする。また、自動蓄積される輸送実績データを活用し、輸送リードタイムの最適化や船社評価、起用航路の選定などデータに基づく物流管理体制の構築を進める。
導入前の検証では、Shippio Cargoの到着予定日(ETA)が実際の到着日(ATA)と97.5%の高い精度で近似することを確認した。また、有料オプションの出港前早期トラッキング機能により、出港予定日の28日前から本船の追跡が可能で、早期の遅延把握や代船手配などの意思決定に活用できる点も評価された。
三菱自動車は今後、本船動静情報と部品情報を連携させ、洋上在庫と国内外の在庫を一気通貫で把握できるリアルタイムな部品在庫管理の実現を目指す。物流データの活用を通じて、グローバルサプライチェーン全体の最適化を進める方針だ。
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