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アース製薬、鈴与・T2と自動運転中継輸送

2026年7月30日 (木)

ロジスティクスアース製薬、鈴与(静岡市清水区)、T2(東京都千代田区)の3社は30日、通常のトラックと自動運転トラックを組み合わせ、洗口液「MONDAMIN」を茨城県と兵庫県の間で中継輸送する実証を行ったと発表した。2027年度以降に計画するレベル4自動運転トラックの幹線輸送を見据え、関東-関西間を1日1往復する運行体制の成立性を検証した。

(出所:T2)

実証は7月21日から23日まで、アース製薬関東倉庫がある茨城県古河市と、赤穂工場がある兵庫県赤穂市の680キロで実施した。古河市から神奈川県海老名市のT2車庫までの120キロを鈴与の通常トラックが担当し、同車庫でスワップボディー式トラックのコンテナをT2車両へ積み替えた。

T2は海老名市から赤穂工場までの560キロを往復し、途中で神奈川県綾瀬市の「トランスゲート綾瀬」と、神戸市の「トランスゲート神戸西」を経由した。このうち、東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジから名神高速道路・吹田ジャンクションまでの440キロでは、ドライバー監視下のレベル2自動運転を活用した。

▲T2の自社車庫で鈴与トラックからT2トラックへコンテナを移し替える様子(出所:T2)

実証では、T2が担う綾瀬-赤穂間で1日1往復する運行オペレーションが成立したとしている。現在はドライバー1人の勤務体系では関東-関西間の片道運行が限界となるケースが多いが、高速道路上のレベル4運転が実用化されれば、同一車両による往復運行で輸送能力を2倍以上に高められる可能性がある。

▲1日1往復の運行オペレーションの概要(クリックで拡大、出所:T2)

アース製薬は多品種の日用品を扱い、季節による需要変動も大きいことから、車両の大型化や共同配送、バース予約による荷待ち削減を進めてきた。鈴与は25年11月から、月桂冠の日本酒を京都府から神奈川県へ運ぶT2の自動運転トラックを使った商用運行に参画している。今回は貨物特性の異なる日用品で検証し、自動運転輸送の適用範囲を広げた。

3社は今後も有人トラックと自動運転トラックを接続する中継輸送を継続し、運行の安定性や荷役効率などを確認したうえで、商用運行への移行を検討する。

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