サービス・商品日本通運は15日、大王海運(愛媛県四国中央市)と連携し、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせたモーダルコンビネーション型輸送サービス「Sea & Rail」に、中四国ルート(三島川之江港-宇野港-堺泉北港-千葉港)を追加し、同日からサービスを開始したと発表した。
新サービスは、瀬戸内エリアと首都圏を結ぶ海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた輸送サービスで、トラック輸送への依存を抑えながら安定した物流ネットワークを構築するもの。物流業界ではドライバーの時間外労働規制強化による輸送力不足が懸念されており、長距離輸送の代替手段としてモーダルシフトの重要性が高まっている。
サービスでは、CO2排出量の少ない船舶と鉄道を活用することで環境負荷低減に寄与するほか、トラックドライバー不足への対応策としても有効だ。また、輸送ルートの複線化により、自然災害などで一部区間に支障が生じた場合でも輸送障害区間を回避でき、BCP(事業継続計画)対策としての効果も期待される。
輸送には、日本通運が開発した鉄道・内航船双方で利用可能な12フィートハイブリッドコンテナ「RSVコンテナ」を採用。貨物の積み替えを行うことなく鉄道輸送と海上輸送を切り替えられるため、作業効率向上と輸送品質の維持を実現する。さらに、鉄道やトラックとの組み合わせにより、港湾から離れた地域への集配にも対応する。
NXグループは長期ビジョンの重点課題としてサステナブル・ソリューションの強化を掲げており、今後も船会社やフェリー会社との連携を進めながら「Sea & Rail」の対象ルートを拡充する方針だ。環境負荷低減と物流効率化を両立する輸送サービスとして、荷主企業のサステナビリティ経営を支援していく。
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