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スカニア、防衛物流向け防護キャブ発表

2026年6月16日 (火)

サービス・商品スカニア(スウェーデン)は15日、防衛関連展示会「ユーロサトリ2026」で、防衛物流向けの新型モジュール式防護キャブを発表した。乗員保護と機動性、運用効率を両立させる仕様で、防衛分野向け製品ラインアップを強化する。

新たに発表した防護キャブは、同社のモジュールシステムをベースに開発したもので、既存のスカニア車両プラットフォーム上で防護性能を付加できる点が特徴である。これにより、防衛顧客は新たな専用車両へ移行することなく、防護仕様の車両を導入できるようになる。

防衛物流分野では、部隊や物資の輸送を支える車両に対し、高い耐久性と継続的な運用能力が求められている。スカニアは、弾道および爆発への防護機能を備えながらも、視界や人間工学、操作性を維持し、長時間の任務に対応できる運転環境を実現したとしている。

(出所:スカニア)

防護レベルは任務内容に応じて選択可能で、NATO加盟国などで採用される防護規格「STANAG 4569」のレベル1からレベル3に対応する。車両構成は4×4、6×6、8×8を用意し、ミッションごとに柔軟な仕様変更が可能となる。また、UIC GA鉄道トンネル規格に対応し、鉄道輸送を含む戦略的な機動展開も考慮した設計とした。

物流面では、車両、部品、整備体制を既存のスカニア製品と共通化している点が大きな特徴である。スペアパーツや保守サービスを共有できるため、運用コストの抑制や稼働率向上が期待される。防衛物流では補給網の維持が重要課題となる中、訓練から運用準備まで同一車両アーキテクチャ内で対応できる柔軟性を備えている。

製造はスウェーデンで行い、スカニアの標準生産システムに組み込む。最終組立も同社の既存防衛車両と同じ生産ラインで実施することで、安定供給と長期的なサポート体制を確保する。

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