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SPACECOOL、飲料工場屋根の暑熱対策に採用

2026年6月18日 (木)

環境・CSRSPACECOOL(スペースクール、東京都港区)は18日、清涼飲料のOEM(受託製造)を手がける九星飲料工業(福岡県糸島市)に、放射冷却素材を活用した「SPACECOOLルーフシェード」が採用されたと発表した。工場屋根への導入により、屋根表面温度を最大25.6度低減する効果が確認され、飲料業界における暑熱対策や省エネルギー化への活用が期待されている。

飲料工場では、近年の猛暑を背景に作業環境の悪化や設備温度の上昇が課題となっている。九星飲料工業でも、設備増設に伴う電力使用量の増加や工場内の温度上昇への対応として、井水散水による屋根冷却や水冷式の外気導入、パッケージエアコンの設置などを実施してきたが、根本的な改善策を模索していた。

そのなかで、SPACECOOLフィルムをプレハブ保管庫へ試験施工した結果、屋根表面および室内温度の上昇抑制効果を確認したことから、工場屋根への本格導入を決定した。さらに、空調室外機や屋外キュービクル、屋外制御盤などへの展開も進めている。

▲SPACECOOLルーフシェードを施工した工場屋根(出所:SPACECOOL)

ことし5月下旬に実施した測定では、屋根表面温度が施工前の63.5度から施工後は37.9度となり、25.6度低下。屋根裏天井表面温度も41.2度から33.6度へと7.6度低下した。

九星飲料工業は、電力コスト削減、作業環境改善、脱炭素対応が今後ますます重要になるとしたうえで、追加エネルギーを必要とせず設備負荷を低減できる点を評価している。また、部分施工でも効果が得られやすく、室外機や屋外制御盤、キュービクルなどへの展開がしやすいことも利点として挙げた。

SPACECOOLは、太陽光による熱吸収を抑制するとともに、熱を「大気の窓」の波長域の赤外線として宇宙空間へ放射する放射冷却技術を採用。電力を使用せず冷却効果を得られることから、省エネルギー対策やカーボンニュートラル推進に寄与する技術として注目されている。

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