認証・表彰ローランド ディー.ジー.(浜松市浜名区)は19日、日本ロジスティクスシステム協会(JILS)などが主催する「全日本物流改善事例大会2026」で、同社SCM部門の2つの改善事例が優秀事例に選出され、発表したと明らかにした。大会では26年に過去最多となる48件の優秀事例が選ばれた。
選出されたのは、海上コンテナの積載効率を高める取り組みと、修理・保守用部品ユニットの梱包改善の2件。海上コンテナでは、海上運賃の高騰を背景に、コンテナスペースを最大限活用することが課題となっていた。従来は文章や図面を中心に海外顧客や社内関係部門と調整していたが、積載シミュレーションツールを導入し、受注部門、ロジスティクス部門、海外顧客、出荷現場の4者で積載イメージを共有した。
これにより、関係者間の合意形成を速め、積載方法の見直しにつなげた。コンテナ充填率の向上により輸送効率を高め、輸送コンテナ本数の削減を通じてCO2排出量の削減にもつなげたという。
もう1件は、Service parts ASSY(サービスパーツ・アッセンブリー)と呼ぶ修理・保守用部品ユニットの梱包改善。輸送中のダメージを抑えるため、梱包仕様と損傷の関係を分析し、部品の形状、重量、重心を踏まえた新たな梱包仕様を設計した。落下試験、コスト、作業性など複数の観点で評価し、出荷検査基準も新たに策定して工程に組み込んだ。
この結果、年間61万円、累計で480万円のコスト削減を見込む。梱包に起因する輸送ダメージの低減に加え、品質チェック工数を1台あたり10分削減し、サービス対応や再輸送の抑制にもつながるとしている。

(出所:ローランド ディー.ジー.)
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