M&Aセイワホールディングス(名古屋市中区)は19日、グループ中核企業の冨士鍍金工業所(愛知県犬山市)が三鷹金属工業(あま市)の金属表面処理(めっき)事業を譲り受けたと発表した。決議日、契約締結日は6月3日、取引実行日は6月19日。
譲受対象となった三鷹金属工業は大型めっき設備と複数の生産ラインを保有している。近年は人員不足や追加投資余力の制約により設備稼働率が低下していたが、冨士鍍金工業所は人材採用や設備投資を進めることで設備活用を図る。今回の事業譲受により、同社の製造キャパシティーは35%増加する見込み。

▲三鷹金属工業(出所:セイワホールディングス)
冨士鍍金工業所は半導体関連部品向けのめっきを主力としており、半導体需要の拡大を見据えた生産基盤強化につなげる。また、三鷹金属工業が長年築いてきた、電力や社会インフラ向け設備を手がける大手産業機器メーカーを中心とした顧客基盤も取り込む。
譲受拠点の30キロ圏内には、冨士鍍金工業所の犬山工場と各務原工場、グループ会社の東栄コーティングが所在している。グループは共同営業や共同配送などを通じたシナジー効果の発揮を見込んでおり、名古屋エリアでの営業基盤拡大にもつなげる。
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