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セイワHD、塗装子会社化で中部対応強化

2026年6月25日 (木)

M&Aセイワホールディングスは24日、金属製品塗装・組み立てを手がける大庭塗装工業所(静岡県浜松市)の全議決権株式を取得し、子会社化すると発表した。契約締結日は6月30日、株式譲渡実行日は同日の予定。取得価額は非公表で、後継者不在に直面する同社の技術や雇用を承継し、事業の継続と発展を図る。

大庭塗装工業所は1958年8月設立で、カチオン電着塗装、静電塗装、粉体塗装、耐熱塗装などを一貫して手掛ける金属製品塗装・組立メーカー。四輪・二輪車や家電向け部品などの顧客基盤を有し、2025年7月期の売上高は6億1600万円、経常利益は1億3700万円だった。

セイワホールディングスは電気めっきを主体とする表面処理事業を展開しており、今回の子会社化により、電気めっきとカチオン電着塗装を組み合わせた防錆性能の高い製品の提供を強化する。めっきからカチオン電着塗装までを一括で受託できる体制を構築し、自動車部品分野などで顧客ニーズへの対応力向上を目指す。

また、品質管理や生産管理などの改善ノウハウをグループ内で共有し、技術力と収益力の向上を図るほか、塗料や資材の共同購買による仕入れコストの低減も見込む。

物流面では、関東でカチオン電着塗装を行う3工場と、中部で電気めっきを行う4工場の中間に位置する大庭塗装工業所が加わることで、関東・中部をまたぐ対応が容易になり、営業エリアの拡大が期待される。さらに、ユーザーに近い工場で加工できるようになることで輸送距離を短縮し、物流コストの削減につなげる。特に現在は中部圏のカチオン電着塗装案件を関東工場で対応していることから、大庭塗装工業所の活用による輸送コスト削減を見込んでいる。

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