国際カナダのクリーン水素事業者HTECは18日、ブリティッシュコロンビア州ツワッセンで、大型商用車向けの700バール対応水素充てんステーションを開設したと発表した。設置場所は、ツワッセン・ファースト・ネーションの工業用地内にあるシェブロンの商用カードロック拠点。
同ステーションは、ブリティッシュコロンビア州の水素トラック実証事業と水素港湾事業を通じて導入されるClass7(2万6001-3万3000ポンド)、Class8(3万3001ポンド以上)の燃料電池トラック12台の運用を支える。対象車両はドレージ輸送や地域貨物輸送に使われ、水素トラックを日常の車両運用に組み込む実証の役割を担う。

(出所:HTEC)
設備は350バールと700バールの両方に対応し、1日あたり400キロの供給能力を持つ。700バール対応により、燃料電池トラックの搭載水素量を増やし、航続距離と運用効率を高める狙いがある。Class7、Class8の燃料電池トラックに加え、ディーゼル・水素デュアルフューエルトラック、水素燃料電池バスにも対応する。
今回の拠点は、HTECが進める「H2 Gateway Program」の一部で、同社のメトロバンクーバー水素輸送ハブを構成する。ハブには、バーナビーの1日1.8トン規模のクリーン水素製造施設、乗用車向け水素ステーション網、今回の大型商用車向け充てん機能が組み込まれる。水素はHTECのバーナビー製造施設から供給する。
初期運用では、同国物流企業のハーバー・リンク・コンテナ・サービシズとトリプル・エイト・トランスポートが、ヒョンデ(韓国)の「XCIENT Fuel Cell」トラック2台をリースして運行する。港湾周辺輸送を含む実運用でデータを蓄積し、大型トラック分野での水素利用の可能性を検証する。
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