ロジスティクス米州最大級のポリオレフィンメーカー、ブラスケム(ブラジル)は18日、同社の取引・海上輸送部門Braskem Trading & Shippingが、次世代LR1(5万5000-8万5000重量トン)型ケミカル・プロダクトタンカー「Blooming Future」の処女航海を開始したと発表した。ナフサなどの基礎原料を長距離輸送する船舶で、中国で5月8日に命名式を行った。

(出所:ブラスケム)
Blooming Futureは、IMOタイプ3のケミカル・プロダクトタンカーとして建造された。バイオ燃料に対応可能なエンジンや省エネルギー設備を備え、同社が現在運航する平均的な船舶と比べてCO2排出量を30%削減できる見込み。年間では6500トンのCO2排出削減につながるとしている。
同船は、ブラスケムの工業生産を支えるナフサ輸送に使われる。運航では燃料消費と排出量の削減を目的に、最適化した速度で航行する。貨物容量はオリンピックサイズのプール35杯分に相当するという。
Braskem Trading & Shippingは2027年初めまでに、LR1タンカー4隻体制で運航する計画だ。ブラスケムはブラジル、米国、メキシコ、ドイツに生産拠点を持ち、70か国以上へ化学品や樹脂を供給している。原料調達から海上輸送、販売までを担う同部門では、海上物流の効率化、運賃低減、CO2排出削減を進める「Seas of the Future」プログラムも展開しており、素材サプライチェーンの安定輸送と環境対応を並行して進める。
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