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アイディア、AI海域監視を海運向け提供

2026年6月23日 (火)

サービス・商品アイディア(東京都新宿区)は22日、独自開発した海域監視システム「RADAR GRiD Ver.2」の海運業界向けサービス提供を開始したと発表した。

同システムは「海の可視化」をコンセプトに開発された。AIS(船舶自動識別装置)を搭載していない漁船や小型船、漂流物などをAI(人工知能)がリアルタイムで認識・識別し、危険度を判定した上で将来位置を予測する。従来のワッチ業務では、レーダーと目視を組み合わせながら危険対象を判断する必要があり、その精度は担当船員の経験や感覚に依存していた。

(出所:アイディア)

今回、陸上からの海域監視で培った技術を活用し、海運業界向けサービスとして展開する。

システムの特徴の一つが、危険対象を俯瞰的に表示する統合マップ機能だ。周辺海域の状況を一元表示することで見落としリスクの低減を図るほか、経験の浅い船員でも確認対象の位置や距離を把握しやすくする。また、ベテラン船員の判断根拠を記録・共有できるため、若手育成や操船スキルの属人化解消にも活用できる。搭載するレーダーやAIS、カメラのメーカーを問わず利用可能で、専用機器を必要としない。新造船への試験搭載後、既就航船へのレトロフィットによる展開にも対応する。

同システムはすでに複数の内航船で活用されており、今後は搭載隻数を増やしながらAIの認識精度や危険度判定能力の向上を進める。さらに将来的には、自動運航船との連携も視野に入れる。船舶や港湾施設などに設置されたRADAR GRiDのデータをクラウド上で統合し、AIによる危険認知や避航判断を支援することで、自動運航船の社会実装への貢献を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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