環境・CSRS&VL(群馬県太田市)は23日、シーメンス、GCAPSと共催で、ウエットタイヤモデルを活用したドライビングシミュレーター試乗会を5月26日に技術研究所で開催したと発表した。自動車メーカーやタイヤメーカー、研究機関から20人が参加し、実車では再現が難しいウエット路面環境での走行評価を体験した。
試乗会では、シーメンスのMF-Tyre/MF-Swiftに新たに追加されたウエットタイヤモデルをドライビングシミュレーターに統合。時速40キロ、80キロ、120キロといった条件下で、ドライ路面とウエット路面の違いによる操舵応答や車両挙動の変化を体感できる環境を提供した。ウエット路面では周辺の樹木や壁、標識の反射も再現し、より現実に近い走行環境を構築した。

▲ 試乗会の様子(出所:S&VL)
参加者からは「実車では安全面から難しい時速120キロでのウエット走行を体感できた」「タイヤモデルの違いがドライバーの操作感に与える影響を理解できた」などの声が寄せられたという。
試乗後にはタイヤ開発やシャシー制御開発への適用可能性について議論も行われた。S&VLは今後、ウエット路面に加えてスノーやアイスなど多様な路面条件への対応も進める方針で、自動車メーカーやタイヤメーカー、研究機関、ソフトウエアベンダーをつなぐ共創基盤として、バーチャル開発環境の高度化を進めていく。
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