調査・データ日本海事センターは23日、主要コンテナ航路の荷動き動向の速報値を発表した。北米、欧州、日中、アジア域内の各航路で荷動きが前年を上回り、運賃指数も多くの航路で上昇した。アジア発の輸出貨物を中心に需要が持ち直している。
北米往航の2026年5月実績は、アジアから米国向けが191万7246TEUとなり、前年同月比16.2%増加した。前年同月を上回るのは9か月ぶり。中国積みが同29.9%増、ASEAN積みが14.1%増と伸びた一方、日本積みは11.6%減の4万9631TEUだった。5月の北米往航運賃指数は40フィートコンテナあたり3910ドルで、8.5%増となり、2か月連続で上昇した。
北米復航は、26年3月の米国からアジア向けが56万2776TEUとなり、10.2%増加。3か月連続の増加で、26年第1四半期は152万4000TEU、前年同期比8.8%増だった。日本揚げは9.4%減の5万1857TEU。5月の北米復航運賃指数は985ドルで、前年同月比8.6%増となった。
欧州航路では、26年4月のアジアから欧州向けが184万2366TEUとなり、同12.3%増加した。6か月連続の増加で、4月としては速報値ベースで過去最高を更新した。欧州からアジア向けも51万1942TEUで3.4%増となり、5か月ぶりに前年を上回った。5月の欧州往航運賃指数は3461ドルで29.4%増、復航は823ドルで15.8%増だった。
日中航路は、26年4月の日本から中国向けが67万1630トンで1.8%増、中国から日本向けが204万5238トンで8.5%増だった。金額ベースでは、日本発中国向けが9310億円で14.6%増、中国発日本向けが1兆8456億円で10.6%増となった。5月の横浜-上海間の運賃は592ドルで1.9%増、上海-横浜間は1395ドルで1.7%増だった。
アジア域内航路の26年4月実績は428万2286TEUで、9.8%増加した。15か月連続の増加で、4月としては速報値ベースで過去最高を更新。5月のアジア域内運賃指数は988ドルで8.5%増となり、2か月連続で上昇した。荷動きの増加は広がっているが、日本発着では北米向けや北米・欧州からの日本揚げが減少しており、航路全体の伸びと日本関連貨物の動きには差が出ている。
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