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主要コンテナ航路動向、北米復航12か月ぶりマイナス

2017年10月17日 (火)

調査・データ日本海事センターが17日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の復航が減少したが、北米往航、欧州航路、日中航路、アジア域内航路が増加した。

北米航路は、往航(9月)が141万573TEUで前年同月に比べて6.2%増え、3か月連続のプラスとなった。9月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は6%減となる1TEUあたり2040ドルで12か月ぶりのマイナスだった。

復航(7月)は49万9786TEUで13.3%減となり、2か月連続のマイナスとなった。9月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は13.8%増加の1TEUあたり740ドルで3か月連続のプラス。

欧州航路(8月)は往航が143万1976TEUで5.3%増となり6か月連続のプラスだった。9月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は0.9%減少の1TEUあたり1150ドルで17か月ぶりのマイナス。復航は63万5379TEUで4%増となり2か月連続のプラスとなった。9月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は86.2%増となる1TEUあたり1080ドルで10か月連続のプラスだった。

日中航路(8月)は、往航が重量ベースで96万1007トン(9.7%増)で3か月連続プラス、金額ベースでは6712億円(30.2%増)で7か月連続の2ケタ増となった。9月の運賃(横浜-上海間)は5%減となる1TEUあたり3800ドルで4か月連続のマイナス。

復航は重量ベースで183万3479トンで4.2%増、金額ベースでは9.9%増加の1兆1010億円で4か月連続のプラスだった。9月の運賃は3.3%増となるの1TEUあたり630ドルで8か月連続のプラス。

アジア域内航路(8月、日中韓台香+ASEAN)は108万7650TEUで4.9%増で5か月連続のプラス。9月のアジア域内コンテナ運賃指数は5.3%増の1TEUあたり778ドルで7か月連続のプラスだった。