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東芝、10億変数対応の最適化ソフト提供

2026年6月25日 (木)

荷主東芝は25日、量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」(エスキュービーエムプラス)の新バージョンを提供開始したと発表した。世界最大規模となる10億変数の組合せ最適化問題に対応し、物流や金融、創薬などで扱われる超大規模な意思決定の高度化を支援する。

▲フロントエンドとバックエンドの分離によるGPUリソースの柔軟な割り当て(クリックで拡大、出所:東芝)

新たに提供するVersion2.2では、従来を大幅に上回る10億変数の問題に対応した。物流分野では、全国規模のリアルタイム配送計画や複雑化するサプライチェーンの最適化など、膨大な組合せを伴う課題への適用が期待される。配送ルートや輸送計画、在庫配置などを広域かつリアルタイムで最適化することで、物流効率の向上やコスト削減につながる可能性がある。

新バージョンでは、GPUリソースを柔軟に割り当てる機能も搭載した。複数の小規模問題を並列処理できるほか、大規模問題には計算資源を集中投入できるため、利用者の業務内容に応じた効率的な運用が可能となる。また、候補解のパターンを分析して探索空間を絞り込む「SchemaSBM」アルゴリズムを採用し、求解精度の向上も図った。

提供形態はオンプレミスGPUサーバ向けソフトウエアと、パートナー向けソフトウェアモジュール(Amazon Machine Images)の2種類となる。

東芝はこれまで、SQBM+を活用し、工場や物流倉庫におけるピッキングルートや棚配置の最適化をはじめ、金融市場の高速取引、創薬、エネルギーマネジメント、材料開発などで実証を進めてきた。今後も物流を含む幅広い分野へ適用を拡大し、計算技術を活用した社会課題の解決を目指す考えである。

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LOGISTICS TODAY編集部
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