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冨士ダイスとダイジェット、脱タングステンで提携

2026年6月26日 (金)

M&A冨士ダイスとダイジェット工業は26日、重要鉱物のタングステンとコバルトの使用量を削減した合金の販路拡大に向け、業務提携契約を締結したと発表した。超硬工具・金型の原料となるタングステンは中国政府による輸出管理強化の影響を受け、需給や価格が不安定化しやすい状況にある。両社は原料調達リスクへの対応を業界共通の課題とみて、代替材料の普及を進める。

提携の第1弾として、ダイジェット工業が製造するタングステンとコバルトを使わない合金「サーメタル」を冨士ダイスに供給する。冨士ダイスは同素材をそのまま、または加工したうえで工具・金型として顧客に販売し、両社の販売ネットワークを活用して市場開拓を図る。あわせて、冨士ダイスが製造する「サステロイ」についても、販路拡大に向けた検討を進める。

冨士ダイスは2023年3月にタングステンとコバルトを減らした「サステロイST60」を発売し、25年10月には耐摩耗性を高めた「サステロイSTN30」の販売を始めた。ダイジェット工業は10年にサーメタルを開発・販売している。中国の輸出管理を背景に、超硬合金を使う製造現場では原料確保や価格変動への備えが課題となっており、今回の提携は材料調達の選択肢を広げる動きとなる。

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