ロジスティクス日本ワイドコミュニケーションズ(東京都千代田区)は30日、地域牛の原皮を使った革製品ブランドの立ち上げを支援する「地域牛レザー全行程伴走型ブランドプロデュース事業」を本格始動したと発表した。原皮の鞣し、染色、製品開発からEC(電子商取引)サイト構築、在庫管理、梱包・発送、カスタマーサポートまでを一括して支援する。
第1弾として、新潟県のブランド牛「にいがた和牛」の革を使った製品化プロジェクト「越後レザー」と提携し、6月30日から運用支援を始める。越後レザーは、元読売ジャイアンツで現横浜DeNAベイスターズ1軍コーチの加藤健氏が、新潟県の新たな特産品づくりを目的に立ち上げ。野球グラブ、財布、名刺入れ、バッグなどの革製品展開を想定している。
日本ワイドコミュニケーションズは、島根県の地域和牛レザーブランド「出雲レザー」の運営で蓄積したノウハウを活用する。タンナーとの調整、商品企画、EC基盤の構築、商品登録、月次データ分析、受注後の梱包・発送、在庫管理、一次顧客対応までを担い、ブランド側が原皮の仕入れや商品コンセプトづくりに集中できる体制を整える。
地域産品のEC展開では、商品化のノウハウ不足に加え、日々の梱包・発送や在庫管理に必要な人手の確保が課題になりやすい。今回の事業は、単なるEC運用代行や物流代行にとどまらず、製造前の素材加工段階から販売後のフルフィルメントまでをつなぐ点に特徴がある。地域資源を活用した小規模ブランドにとって、製品化と全国流通を一体で設計する支援モデルとなる。
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