ロジスティクスDHLジャパン(東京都品川区)は1日、JALエービーシー(中央区)と提携し、成田国際空港内に海外発送サービスの受付窓口を開設したと発表した。DHLジャパンにとって空港ターミナルビル内への荷物持ち込み拠点の設置は初めてで、拡大する訪日外国人需要を取り込むとともに、日本発の国際物流サービスの強化を図る。
新たな受付窓口は、成田国際空港第1ターミナル南ウイング、第1ターミナル北ウイング、第2ターミナルのJALエービーシーカウンターに設置した。利用者は無料の専用梱包材を利用できる海外発送サービス「DHL EXPRESS EASY」を通じ、旅行中に購入した土産品や手荷物などを空港から直接海外へ発送できる。
訪日外国人旅行者の増加を背景に、海外発送ニーズは拡大している。2025年の訪日外国人旅行消費額は9兆4559億円と過去最高を更新し、25年度の成田国際空港の外国人旅客数も2410万人で過去最多となった。DHLジャパンは、空港というインバウンド需要の最前線に持ち込み拠点を設けることで、新たな国際配送需要の獲得を目指す。

▲成田国際空港のJAL ABCカウンターからの「DHL EXPRESS EASY」を使った海外発送の様子(出所:DHL)
今回の提携では、JALエービーシーが空港で培ってきた旅行者向けサービスと、DHLの国際輸送ネットワークを組み合わせる。旅行者は帰国前に海外発送サービスを利用でき、荷物を持ち運ぶ負担軽減にもつながる。
DHLジャパンはこれまでも、スマートフォンで運送状を作成できるオンラインツール「ハコボウヤ」の開発に参画するなど、訪日外国人旅行者向けサービスの利便性向上を進めてきた。今回の空港展開も、その取り組みの一環と位置づける。
両社は1日から、サービス開始を記念した「グランドオープニングキャンペーン/Ship Before Take-Off」を実施する。
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