公募・入札国土交通省は7月2日、「中央回廊カスピ海ルートに関する実証輸送(春夏)」の参加事業者として3件を選定したと発表した。国際物流の多元化とサプライチェーンの強靱化を目的に、日本発着の既存海上輸送ルートに対する代替輸送オプションとしての実用性を検証する。
選定されたのは、東洋トランス(東京都中央区)、豊田通商、徳岡(大阪市中央区)の3者。東洋埠頭グループの東洋トランスはアンモニアプラント用パイプを日本からウズベキスタンへ輸送する。トルコまで海上輸送した後、カスピ海を通る中国を経由しないルートを使う。豊田通商は自動車部品を日本からトルコへ運び、中央回廊・カスピ海経由のトルコ向けルートを検証する。徳岡はスパークリングワインをスペインから日本へ輸送し、トラックと鉄道で欧州からコーカサスを抜け、カスピ海を経由するルートを対象とする。
実証では、輸送コスト、リードタイム、輸送品質、手続き、トレーサビリティーなどを確認する。開始時期は2026年3月から7月にかけてで、国交省は検証結果を取りまとめたうえで、報告会や報告書として公表する予定。
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