拠点・施設欧州の物流・産業不動産大手CTP(オランダ)は1日、チェコ北部の「CTPark Ceska Lipa」で、サンゴバン(フランス)の自動車用ガラス事業「Sekurit Service」向けに1万1500平方メートルの配送センターを開設したと発表した。欧州市場向けの交換用自動車ガラスを扱う広域配送拠点として運用する。
新施設は、サンゴバンの生産拠点から完成品を集約し、梱包したうえで欧州各国の倉庫へ出荷する役割を担う。各国の流通拠点を経由して最終需要先へ届ける体制を整え、供給時間の短縮や在庫・出荷管理の効率化につなげる。サンゴバン側は、東欧を中心とする生産拠点からの出荷を集約し、欧州各国へ柔軟に分配できる能力を確保する狙いを示している。
Ceska Lipaはドイツ、ポーランド方面への道路接続に近く、ドレスデン、ヴロツワフ、リベレツへのアクセスも確保しやすい。自動車メーカー、シュコダ・オート(チェコ)の拠点があるムラダー・ボレスラフから40分以内に位置するなど、自動車関連産業の集積地に近い点も選定理由となった。
CTPark Ceska Lipaは現在3万8000平方メートル規模で、自動車関連企業が複数入居している。今後の拡張余地も残しており、CTPは同拠点を北ボヘミア地域の自動車物流拠点として位置づける。サンゴバンの「Sekurit」ブランドは、安全ガラス、加熱ガラス、ヘッドアップディスプレー対応ガラス、防音仕様ガラス、パノラマルーフ用ガラスなどを扱っており、交換用部品市場での迅速な供給体制が競争条件になっている。
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