産業・一般フィジカルインターネットセンター(JPIC)は3日、野村総合研究所(NRI)と共同で策定した「フィジカルインターネット成熟度モデル(PIMM)Ver1.0」を正式にリリースし、審査の受付を開始した。フィジカルインターネット(PI)の実現度を客観的、定量的に評価する指標として位置づける。
PIMMは、企業や企業群の物流プロセスがPIロードマップの目指す姿にどこまで近づいているかを5段階の成熟度で評価するモデル。対象は国や自治体などの政策領域ではなく、企業や企業群の物流プロセスを中心とする。プロセスの標準化、共同化、デジタル活用、エコシステム形成、人材育成などを評価軸とし、共同配送や容器・庫内機器の共有、輸送業務の同期、川上・川下との連携状況などを確認する。
2026年は、経済産業省と国土交通省が策定したPIロードマップで第2フェーズにあたる「離陸期」の初年とされる。この段階では、利益・費用のシェアリングルールの確立など、企業や業界を越えた協働の具体化が課題となる。PIMMは、企業が自社の現在地を把握し、次に取り組むべき改善段階を明確にするための共通尺度として使うことを想定している。
認証を受ける企業は、自社の成熟レベルや他社と比べた強み・弱みを把握できるほか、第三者認証として対外的に示すことができる。認証ホルダー同士の意見交換会や勉強会、共同配送パートナー探索、顧客探索の機会も設ける。
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