環境・CSRフェデックス(米国)は6日、マレーシア・キャリー島で環境団体TrEESと連携し、マングローブ再生事業を実施したと発表した。
マレーシアでは、マングローブ林の面積が2017年の62万9038ヘクタールから58万6548ヘクタールへ減少し、4万2500ヘクタールが失われた。海岸侵食や沿岸開発、養殖、農業への土地利用転換が主な要因とされている。マフメリ・オラン・アスリ族にとってマングローブは、漁業や伝統工芸、建材など生活を支える重要な資源となっている。
今回の活動はフェデックスとTrEESによる協力事業の一環で、フェデックスの従業員21人が参加した。事業は2段階で実施され、第1段階では苗木の育成作業を行い、第2段階では河川保護区沿いに計500本のマングローブを植樹した。植樹したのはアビセニア属2種類計180本、バカウ・クラップ60本、バカウ・ミニャク210本、ニッパヤシ50本で、地域住民が伝統的な生態学的知識を生かして作業を支援した。
マングローブ林は海岸侵食の抑制や生物多様性の保全に加え、小規模漁業による食料確保やエコツーリズムの振興、気候変動への適応力向上にも寄与すると期待される。
フェデックスとTrEESはこれまでにも地域支援活動を展開してきた。22年にはエコブリック1500個を活用して幼稚園の外壁を整備し、23年と24年には都市部のコミュニティー菜園で農産物の栽培・収穫・配布を実施した。今回のマングローブ再生は、これまでで最も意欲的な環境保全プロジェクトとなる。
同社は今後も、地域社会と連携した環境保全活動を通じ、人と環境の双方を支える持続可能な取り組みを推進していくとしている。

(出所:フェデックス)
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