ロジスティクスAI(人工知能)エンジニアリング企業のHTEC(米国)と、産業物流向けレベル4自動運転ソリューションを手がけるエンボテック(スイス)は7日、構内物流向け自動運転システムの導入拡大に向けて戦略提携したと発表した。車両プラットフォーム、顧客プログラム、産業拠点をまたいだ展開を進める。
提携では、HTECが車載ソフトウエア、車両統合、コネクティビティー、システム検証に関するエンジニアリング能力を提供する。エンボテックは、自社の自動運転プラットフォーム、安全認証アーキテクチャー、製品ロードマップの管理を維持しながら、導入案件を広げる。OEM、物流事業者、ヤード運営事業者にとっては、複数拠点や複数車種への展開を早める狙いがある。
エンボテックの自動運転ソリューションは、工場、物流センター、港湾などで24時間稼働しており、1日あたり2500台超の車両を自律的に移動させている。同社のレベル4プラットフォームは第三者試験認証機関TUV SUD(テュフズード)の認証を受けており、AI(人工知能)を活用した認識、予測、経路計画と、独立して認証された安全システムを組み合わせる。車両側とインフラ側の双方に対応した自動運転運用を支える。
エンボテックは、完成車工場や車両配送センター、港湾、物流ヤード向けに、自動車両マーシャリング「AVM」と自律トラクターソリューション「ATS」を展開する。構内物流では人手不足や安全確保、ヤード内車両移動の効率化が課題となっており、認証済みの自動運転技術を量産車両や現場設備にどう組み込むかが導入拡大の条件となる。
HTECは米シリコンバレーに本拠を置く技術・エンジニアリング企業で、AI、組み込みシステム、OEM統合などを手がける。今回の提携により、エンボテックの技術を実際の車両環境や複雑なフリート運用へ展開する体制を強化する。
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