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ライナフ、置き配サービス導入が2万棟突破

2026年7月9日 (木)

サービス・商品ライナフ(東京都文京区)は9日、オートロック付きマンション向け置き配サービス「スマート置き配」の全国導入棟数が2万棟を突破したと発表した。

「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance」を活用し、置き配を指定した入居者向けに認証された配達員が共用エントランスを一時的に解錠し、玄関前まで荷物を届けられる仕組みで、解錠履歴は全て記録されるため、セキュリティを確保しながら再配達を防止できる。

導入拡大の背景には、EC市場の拡大による宅配便取扱量の増加と、物流業界の人手不足や2024年問題以降も続くドライバー負担の増大がある。国土交通省は「総合物流施策大綱(2026年度-2030年度)」で、非対面による荷物受け取り割合を2030年度までに50%程度へ引き上げる目標を掲げており、ラストワンマイル配送の効率化が求められている。

同社によると、2021年のサービス開始以降、連携宅配パートナーによる共用エントランスの累計解錠回数は約6万5000回に達した。本来は再配達となる可能性があった配送を初回で完了できた結果、累計約1万4300時間の労働時間を削減した。これは配達ドライバー約1800人分の1日当たりの労働時間に相当するという。また、配達車両による二酸化炭素排出量も累計約30.6トン削減し、杉約3477本が1年間に吸収する量に匹敵するとしている。

サービスは大手宅配事業者に加え、生協、ネットスーパー、新聞配達など幅広い宅配サービスと連携しているほか、居住者や不動産の管理会社、オーナーは導入費用、月額費用とも無料で利用できる点も特徴だ。

ライナフは2027年度末までに導入棟数5万棟を目標に掲げる。国内には約32万棟のオートロック付きマンションがあると推計しており、配達効率化をさらに推進するとともに、物流業界が抱える課題の解決や環境への貢献、居住者の利便性向上を通じて、持続可能な社会インフラの実現を目指す。

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