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米、航空機・エンジン輸入巡り貿易相手と交渉

2026年7月10日 (金)

国際米国のドナルド・トランプ大統領は9日、通商拡大法232条に基づき、民間航空機、ジェットエンジン、関連部品の輸入が国家安全保障を損なう恐れがあるとして、商務長官と米通商代表部(USTR)に貿易相手国・地域との交渉を指示する布告に署名した。現時点では関税を直ちに発動せず、輸入条件の調整に向けた協定交渉を優先する。

商務省の調査では、民間航空機やジェットエンジン、関連部品が防衛、貨物・旅客輸送、観光など幅広い分野を支える一方、米航空機産業が海外製品や外国のサプライチェーンに過度に依存していると指摘した。国内生産能力の低下や熟練人材の減少、業界再編、生産コストの上昇により、経済と安全保障上の需要に十分対応できない状況にあると判断した。

輸入部品を巡っては、品質管理の不備や模倣品の混入により、航空機の運航停止や胴体の腐食、ジェットエンジンの性能低下につながった事例があるとした。外国からの供給への依存が続けば、外部環境の変化や相手国による供給操作に対し、航空宇宙分野のサプライチェーンが脆弱になるとの見方も示した。

商務長官とUSTRは、適切と判断した国・地域と交渉を進め、布告から180日以内に進捗を大統領へ報告する。商務省は対象品目の輸入動向を継続的に監視し、追加措置が必要な状況が生じた場合には大統領へ報告する。

協定が180日以内に締結されない場合や、合意内容が履行されない、または実効性を欠くと判断された場合、大統領は関税を含む別の輸入調整措置を講じる可能性がある。

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