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スタディスト、鈴与の物流標準化事例を紹介

2026年7月16日 (木)

ロジスティクススタディスト(東京都千代田区)は16日、鈴与(静岡市清水区)の第三DC事業部がAIマニュアル「Teachme Biz」を2017年の導入をきっかけに10年にわたり活用し、変動する人員体制のなかでも安定した物流品質を維持する運用体制を構築したと発表した。現場主導によるマニュアル整備と拠点横断のナレッジ共有を進め、多能工化や業務標準化を実現した。

鈴与第三DC事業部は、食品や日用品、輸入品の保管、流通加工、出荷を担うDC事業を埼玉県内3拠点で展開し、「出荷精度99.999%」を掲げた物流品質を維持している。一方で、繁忙期には月100人規模の新規派遣スタッフが入退することから、口頭教育に依存した属人的な業務運営や拠点間のナレッジ共有不足が課題となっていた。

(出所:スタディスト)

2017年の導入をきっかけに、現場リーダーが中心となって入荷、流通加工、ピッキング、梱包、出荷まで全工程をマニュアル化した。写真や動画を活用して作業手順を可視化し、経験の少ない作業者でもマニュアルだけで作業できるかを確認したうえで現場に展開する仕組みを整備した。また、同一荷主を担当する複数拠点でマニュアルを共有することで、拠点をまたいだ業務応援や多能工化を推進している。

物流現場では近年、法人向け大口案件に加え、個人向け小口配送や細かな流通加工の需要が拡大し、作業内容は複雑化している。同社は標準化されたマニュアルを基盤とすることで、担当者交代時の引き継ぎを円滑にし、誰が作業しても同じ品質を再現できる体制を確立した。さらに、納品条件や梱包方法を写真付きマニュアルとして顧客と共有することで、作業内容の認識を統一し、顧客対応品質の向上にもつなげている。

今後は、Teachme Bizのテスト・習熟度管理機能を活用した教育の効率化を進めるほか、倉庫を訪れるドライバー向け受付案内や災害時の避難経路表示など、倉庫周辺業務への活用も検討する。人手不足が続く物流業界において、現場ナレッジの体系化と標準化をさらに進め、省人化と安定した物流品質の両立を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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