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熊本電気鉄道に12台

川崎重工、CFRPバネ採用の鉄道車両用台車納入

2014年3月17日 (月)

荷主川崎重工、CFRPバネ採用の鉄道車両用台車納入川崎重工業は14日、世界で初めてCFRPバネを採用した鉄道車両用台車「efWING」(イーエフ・ウィング)12台を熊本電気鉄道に納入した、と発表した。

納入したefWING2台は、熊本電気鉄道の車両に装備され、14日から同鉄道藤崎宮前駅-御代志駅路線で営業運転に投入された。

同社が開発した新型台車のefWINGは、従来の台車で鋼製だった台車フレームの一部に、高い強度と軽さを併せ持つCFRPを採用するとともに、サスペンションの役割を通常のコイルバネではなく、弓型のCFRPバネに持たせることで、2つの機能を1つに集約したもの。

これにより、台車の大幅な軽量化を図り、エネルギーコストの削減を可能とする。高いサスペンション機能により、車輪がレールに与える力を安定させ、乗り心地を向上させる。輪重抜けを半減し、脱線に対する安全性能も向上させた。

感性工学に基づくトータルコーディネイトしたデザインを採用し、日本デザイン振興会主催の2013年度「グッドデザイン金賞」を受賞している。