ロジスティクスKDDIスマートモビリティが代表を務める伯方島モビリティコンソーシアムは8月31日、愛媛県今治市の伯方島で実証する貨客混載型の公共ライドシェア「あちこち伯方島便」を9月1日からリニューアルすると発表した。住民の利用実績や座談会での意見を踏まえ、乗合サービスの早朝運行や運賃体系の統一、配送サービスの注文期限延長などを実施する。
同サービスは、地域住民がドライバーを担う「のりあい」と、島内店舗の商品を配送する「はいたつ」を組み合わせたもの。島内にタクシー事業者がなく、通院や買い物などの移動手段が限られるなか、人流と物流を同一の仕組みで支える実証として2025年11月に開始した。
今回、「のりあい」は平日の運行開始を8時から7時に前倒しし、今治方面への高速バスとの接続や午前中の通院需要に対応する。従来は事前予約400円、直前予約600円としていた運賃を一律400円に統一する。島内150か所以上の乗降場所間を移動できる。
「はいたつ」は注文期限を従来の2日前正午から前日正午まで延長し、前回の実証で注文の6割を占めた弁当や総菜などを中心に取扱商品を拡充する。配送料金は1店舗400円。65歳以上や小人、障がい者、免許返納者は「のりあい」「はいたつ」とも200円とする。
実証期間は2027年1月31日まで。コンソーシアムにはKDDIスマートモビリティ、今治市、ローソン、イオンモール、今治.夢スポーツが参加する。今後は運行データや購買データを分析し、過疎地や島しょ部で持続可能な貨客混載モデルとして成立するかを検証する。
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