ロジスティクスみちのりホールディングス(東京都千代田区)とKDDI(東京都港区)は28日、茨城県日立市で、自動運転向けにAI(人工知能)が通信品質を自律的に最適化する通信技術の実証を9月1日から実施すると発表した。
実証では、基地局の動作に関わる複数のパラメーター設定を複数のAIが協力して自律的に最適化する。適用前後で通信ネットワークの設計・調整業務にかかる工数を比較するほか、基地局ログや通信状態を収集・可視化し、区間別の5G接続性や電波品質などを評価する。通信品質と遠隔監視に用いる映像品質の関係も調べる。

(出所:みちのりホールディングス)
実証エリアは「ひたちBRTルート」と「大甕駅周回ルート」。ひたちBRTでは、約6.1キロの区間でレベル4自動運転の営業運行実績があり、中型バスにLiDAR、カメラ、ミリ波レーダー、GPS受信装置などを搭載。大甕駅周回ルートは約3キロで、25年1月からレベル2自動運転の実証を実施している。
データ取得は9月1日から10月末までのうち7日間程度を予定する。KDDIが実証の管理・統括、企画、通信機器の調達・提供を担い、みちのりホールディングスは自動運転の運行仕様や事業性の検討、システム要求仕様の検討支援などを担当する。
遠隔監視型のレベル4自動運転では、安定的な通信環境の確保が重要となる。両社は通信品質の改善や遠隔監視業務の効率化の可能性を検証し、自動運転サービスの事業性や運用性、安全性を高めながら、運転手不足や交通空白地域の拡大などの課題解決につなげる。
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