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TOPPAN、衣服の流通・利用履歴をタグで接続

2026年9月2日 (水)

アパレルTOPPAN(東京都文京区)は2日、アパレル製品のサプライチェーン管理と消費者への情報提供に対応する小型デュアルRFIDタグを開発したと発表した。物流現場で使用するUHF帯と、スマートフォンで読み取れるNFCの2つの通信規格を1枚に集約し、2026年度内の提供開始を目指す。

▲小型デュアルRFIDタグ(出所:TOPPANホールディングス)

製造、物流、店舗ではUHF帯を使って複数商品のタグを一括で読み取り、在庫や流通履歴を管理する。購入後は消費者がNFC対応スマートフォンを近づけることで、原材料調達から製造、流通、廃棄、リサイクルまでの履歴を確認できる。真贋判定や購入者向けキャンペーンにも利用できるという。

衣服の織ネームにタグを組み込み、縫製に用いる糸の一部を導電糸とすることで、タグを小型化しながら5メートル以上の通信距離を確保した。ICチップや実装部分を補強し、家庭用洗濯機で100回洗濯する耐久試験も通過したとしている。

TOPPANのID認証基盤「ID-NEX NFCセキュアID認証サービス」を利用し、既存システムやブロックチェーンとの連携、情報の改ざん防止、アクセス制御にも対応する。価格は10万枚を一括手配した場合で1枚100円程度から。織ネームの代金は含まず、数量によって変動する。

欧州ではDPP(デジタルプロダクトパスポート)制度への対応を見据えた情報管理需要が高まっている。TOPPANは欧州で事業を展開するアパレルブランドを中心に販売し、関連案件を含めて29年度までに10億円の売上高を目指す。

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