全ト協、中小企業大学校の受講料を助成

行政・団体全日本トラック協会は7日、トラック運送事業者の経営基盤の向上を図るため、会員事業者の経営者・管理者などを対象に、中小企業大学校各校で実施される経営戦略などの受講料の3分の2を助成すると発表した。

中小企業大学校は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する「中小企業の人づくり」のための人材養成機関で、全国に9校設置されている。

全ト協の助成対象となるのは、都道府県トラック協会の会員中小企業者（資本金3億円以下または従業員300人以下）の経営者、後継者、管理者で、中小企業大学校各校が実施する講座のうち、（1）トップのための経営戦略、経営計画（2）実践的な財務管理、利益計画（3）管理者のための人材育成、労務管理（4）女性リーダーの能力開発（5）情報化、システム構築（6）その他物流事業――に関連する講座。

助成制度を利用する場合、事前に所属する都道府県トラック協会に申し出て、あらかじめ承認を得る必要がある。受講修了後は、トラック協会所定の「受講修了通知書」に、大学校交付の「受講修了証書」と「振込金受取書」などの写しを添付し、所属する各都道府県トラック協会へ提出することで、受講料の3分の2相当額の助成を受けることができる。

■対象講座と各大学校連絡先