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出光興産、アルミ発電で電力供給網構築を検討

2026年10月27日 (火)

M&A出光興産は26日、アルミニウムを活用した発電システムを開発するヴォヤ・エナジー(ヴォヤ、米国)に出資したと発表した。電力網に依存しない分散型電源としての活用可能性を探るとともに、将来的な協業機会の創出を目指す。

▲建設現場に設置されたVoya発電機のイメージ(出所:出光興産)

ヴォヤは、アルミニウムを空気中の酸素や水と電気化学的に反応させ、独自の電解液と機械設計を組み合わせて発電するシステムの商用化を目指している。発電時にCO2を排出せず、電力網に依存せず需要地へ設置できるのが特徴。当初はディーゼル発電機など既存のオンサイト発電設備やバックアップ電源の代替を想定し、データセンターや産業施設などでの利用を見込む。

発電にはアルミニウムスクラップを原料とし、輸送や発電機への投入に適したペレット状に成型したアルミニウムを使用する。アルミニウムは保管・輸送が容易で、エネルギーキャリアとして活用する。発電時に副産物として生成される水酸化アルミニウムは、アルミニウム系製品の原料として販売することを想定している。

▲発電機のエネルギー源となるアルミニウムペレット(出所:出光興産)

将来は、再生可能エネルギー由来の電力を使って水酸化アルミニウムからアルミニウムを再生し、発電に再利用する「クローズドループ型エネルギーシステム」の構築も目指す。出光興産は今後、発電システムの実証や事業化に向けた検証を進めるほか、自社のネットワークや知見を活用したエネルギー供給網の構築支援など、協業の可能性を検討する。

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