M&Aジェイテクトは29日、完全子会社のジェイテクトエンジニアリング(愛知県刈谷市)を2027年4月1日付で吸収合併すると発表した。工作機械のアフターサービス需要の拡大に備え、両社に分散する人材や技能、技術を集約し、サービス提供体制の効率化を図る。あわせて、欧州自動車事業の譲渡に伴い、27年3月期中間連結決算で156億円をその他の費用として計上することも明らかにした。
ジェイテクトエンジニアリングは、旧豊田工機のエンジニアリング部門を分社化して1999年に設立。自動車メーカーなどの生産ライン構築からアフターサービスまでを手がけ、工作機械関連の生産設備、装置、システムの診断や企画、販売を展開している。26年3月期の売上高は24億8500万円、営業利益は1億9400万円だった。
ジェイテクトは今後、切削機やマシニングセンタなどでアフターサービス需要の増加を見込む。吸収合併により、工作機械事業とエンジニアリング機能を一体化し、技術やノウハウの継承を進める。合併はジェイテクトを存続会社、ジェイテクトエンジニアリングを消滅会社とする方式で、完全子会社との再編のため、新株発行や合併交付金の支払いはない。連結業績への影響は軽微としている。
一方、欧州自動車事業では、主に欧州顧客向けに自動車部品を製造・販売する連結子会社7社の譲渡を7月31日に完了した。5月時点では27年3月期に50億円の損失を見込んでいたが、譲渡完了後に会計処理を精査し、監査法人と協議した結果、損失額は156億円に確定した。
ジェイテクトは、欧州自動車事業の整理を進める一方、工作機械分野ではサービス機能を本体に集約する。事業ポートフォリオの見直しと、アフターサービス領域の強化を並行して進める形となる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。


































