ロジスティクスPLiBOT(プライボット、東京都葛飾区)は29日、物流分野のオープンイノベーションプログラム「LOAD 2026」で、住友倉庫の共創パートナーに採択されたと発表した。住友倉庫の営業倉庫で、異なるメーカーのロボットや既存設備、人の作業を統合して制御し、貨物やレイアウトの変化に対応できる運用モデルの構築を目指す。
営業倉庫では顧客ごとに取り扱う貨物が異なり、保管場所や作業動線も日々変化する。このため、固定レイアウトを前提とした自動化設備では投資回収が難しいほか、人が作業する環境でロボットを運用する必要もある。両社はこうした課題に対し、PLiBOTのロボット群管理・統合制御技術を活用し、人とロボットが協働できる仕組みを検証する。
PLiBOTのプラットフォームは、メーカーやブランド、運動特性が異なるAMR(自律走行搬送ロボット)やAGF(無人フォークリフト)を一括管理し、エレベーターや自動ドアなどの建物設備、産業機械とも連携できる。さらに複数台の走行順序を調整する強化学習技術を組み合わせ、「どの機体を、いつ、どこまで進ませるか」を判断する。衝突回避などの安全制御は従来の決定論的な仕組みを維持し、走行効率の判断だけを学習技術が担う。
実証は2027年3月まで住友倉庫の営業倉庫で行い、同年5-6月には成果発表会を予定する。日々変化する貨物や動線に応じて複数の搬送ロボットを柔軟に運用し、人とロボットが協働する営業倉庫の運用モデル確立を目指す。
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