
▲「AirFree」が装着された「eve auto」無人自動搬送車(出所:ブリヂストン)
調査・データeve autonomy(イヴオートノミー、静岡県磐田市)とブリヂストンは29日、レベル4の自動運転技術を搭載した無人自動搬送車に、空気充填が不要な次世代タイヤ「AirFree」を装着し、ブリヂストン那須工場で価値検証を進めていると発表した。自動運転技術とAirFreeを組み合わせた際の有効性や提供価値を検証する。
両社は、労働力不足などを背景に自動運転への需要が高まるなか、2024年からeve autonomyの無人自動搬送車を使った技術検討を進めてきた。同車両は工場敷地内などの非公道を運転操作なしで自律走行する。安定稼働や稼働率向上が求められることから、空気圧管理が不要でパンクの心配がないAirFreeとの組み合わせに着目した。
AirFreeは、空気の代わりにリサイクル可能な熱可塑性樹脂のスポークで車両の荷重を支える。東京都小平市のBridgestone Innovation Parkで実施した試験走行では、自動運転機能に影響を与えず走行できることを確認した。空気圧変動によるタイヤ特性の変化がなく、設定した走行ルートを安定して追従できることも確認したという。
両社は試験結果を踏まえ、6月から、無人自動搬送車を建屋間搬送に使用する那須工場で実証実験を開始した。実際の生産工程でもAirFreeを装着した車両の安定走行を確認している。今後は車両データを活用したタイヤ解析などを進め、自動運転車へのAirFreeの適用可能性や新たな提供価値を検証する。
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