M&Aドイツのルフトハンザ・カーゴは2日、航空貨物の地上荷役を手掛けるLUGエアカーゴ・ハンドリング(LUG)の買収を完了したと発表した。競争法に基づく必要な承認をすべて取得し、LUGを完全子会社化した。ドイツ国内の貨物取扱能力と運用の柔軟性を高め、航空貨物事業の競争力強化につなげる。
買収は、ドイツのデットマー・グループとの間で9月7日に契約を締結していたもの。LUGは買収後も独自の社名・ブランドで事業を継続し、既存の顧客契約や取引関係を維持する。ルフトハンザ・カーゴ以外の航空会社向け地上荷役業務も引き続き手掛ける。
LUGは航空貨物の地上荷役で60年以上の実績を持ち、従業員は400人。多様な品目の貨物取扱いや国際航空会社の業務要件に対応してきた。ルフトハンザ・カーゴは、同社の既存設備に加え、専門人材や荷役ノウハウを取り込むことで、貨物取扱能力の拡充とサービスの安定化を図る。
ルフトハンザ・カーゴは現在、フランクフルトで6億ユーロを投じる貨物施設の近代化計画「LCCevo」を進めている。今回のLUG買収で確保した追加の荷役能力を既存の物流インフラと組み合わせ、ドイツ国内の航空貨物取扱体制を強化する。
同社のフランク・バウアーCOOは、買収によって施設や取扱能力の拡充にとどまらず、LUG従業員の経験と専門知識を取り込める点を強調。LUGの独立性を維持しながら、両社の事業基盤を活用して新規顧客の開拓や取扱量の拡大を目指す。
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