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パナソニック、AIサーバー部材増産へ920億円投資

2026年11月2日 (月)

荷主パナソニックインダストリー(東京都港区)は10月30日、生成AI市場の需要拡大に対応するため、AI関連事業に総額920億円を投資すると発表した。中国、タイ、インドネシア、日本の生産・研究開発拠点を増強し、AIサーバー向け電子材料やコンデンサの供給能力と次世代半導体用材料の研究開発体制を強化する。

投資のうち、高機能多層基板材料「MEGTRON」(メグトロン)の生産能力拡大には670億円を充てる。中国・蘇州工場では300億円で新棟の第2期を建設し、2028年8月の稼働を予定する。タイ・アユタヤ工場にも370億円を投じ、29年4月に第2期新棟を稼働する計画だ。蘇州は中国、アユタヤは東南アジア市場向けの生産拠点と位置付け、郡山、蘇州、広州、台湾、アユタヤの世界5拠点で需要動向に応じた生産体制を構築する。アユタヤの新棟では自動化、省人化、DX(デジタルトランスフォーメーション)化も進める。

▲パナソニック デバイスマテリアル蘇州有限公司 新棟(出所:パナソニック)

AIサーバーのGPU電源回路などに使う導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」(エスピーキャップ)には170億円を投資する。京都府の宇治工場とインドネシア・バタム工場で生産能力を増強し、バタムでは延床面積約5万平方メートルの新棟を建設する。27年5月に着工し、29年4月の稼働を予定しており、拡大するAI関連需要への供給を支える。

さらに三重県四日市市の四日市南工場には80億円を投じ、次世代半導体用材料の研究開発棟を新設する。材料設計から試作、評価・解析までの機能を集約し、開発から評価までの期間短縮を図る。同社は今回の投資を通じ、AI関連部材の供給能力を高めるとともに、中長期的な競争力につながる技術開発を強化する。

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