物流ドライバー時給が高止まり、不足感解消せず

調査・データリクルートジョブズ（東京都中央区）が23日に発表した4月の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、三大都市圏の物流系ドライバー・配送業務の平均時給は973円で前年同月比13円（1.4％）増、前月比で2円（0.2％）増と、消費増税前の駆け込み需要が解消しても依然として車両・ドライバー不足となっていることをうかがわせる結果となった。

物流作業は945円で前月比が2円（0.2％）減となり、3月に比べてやや落ち着いたものの、昨年の同時期との比較では16円（1.7％）増と、高い水準を維持していることが分かった。フォークリフトオペレーターなどの構内作業は958円で、前年同月比20円（2.1％）増、2円（0.2％）増となった。

三大都市別では、首都圏でドライバー・配送が1003円で、前年同月比、前月比がそれぞれ9円（0.9％）増、2円（0.2％）。物流作業が969円で13円（1.4％）増、2円（0.2％）増、構内作業が976円で16円（1.7％増）、0円（前月並み）となった。

東海はドライバー・配送が929円で1円（0.1％）減、4円（0.4％）減、物流作業が910円で16円（1.8％）増、8円（0.9％）減、構内作業が950円で30円（3.3％）増、9円（1％）増。関西はドライバー・配送が939円で35円（3.9％）増、3円（0.3％）増、物流作業が915円で20円（2.2％）増、5円（0.5％）減、構内作業が939円で24円（2.6％）増、2円（0.2％）増となった。

調査は、リクルートジョブズの求人情報メディア「TOWNWORK」「TOWNWORK社員」「from A navi」に掲載された求人情報のうち、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計したもの。

製造・物流・清掃系の平均時給の推移（三大都市圏、出所：リクルートジョブズ）