日産、タイに次世代ピックアップトラック工場を開設

荷主日産自動車3日、タイで2番目となる工場を開設した。日産の次世代型ピックアップトラック「NP300ナバラ」のハブ工場として運用し、世界45か国に向けて輸出する。

同社は37億タイバーツを58万平方メートルの敷地面積を持つ工場施設に投資し、2000人の新たな雇用を創出する。フル稼働時の生産能力は、年間15万台に達する見込み。

新工場で生産する車両の半数以上は海外市場へ輸出し、残りはタイ国内市場で販売する。エンジン製造工場を含む生産車両の現地調達率は、既に85％に達している。

同社はまた、1億6200万タイバーツをゼロ排出プログラムに投じ、逆浸透リバースオスモシス（リバースオスモシスRO）プロセスを通して、すべての産業廃水の再生利用を行うほか、業者や従業員に対して、廃棄物管理や資源削減の認識を高めるトレーニングを実施する。

新工場では1日にピックアップトラック「NP300ナバラ」の生産を開始し、3日から販売を開始する。納車は8月中旬に開始する。