
イベント職場の熱中症対策は、これまでの「注意喚起」や「水分補給の呼びかけ」だけでは済まない段階に入っている。2025年の職場における熱中症による死傷者数は1803人と、統計開始以降で最多となった。運送業でも220人が被災しており、物流現場にとって暑熱リスクは、もはや例外的な事故ではなく、日常的に管理すべき労働災害リスクである。
LOGISTICS TODAYが7月14日に開催するオンラインイベント「酷暑の物流生存戦略2026」では、厚生労働省の担当者を招き、職場における熱中症対策の制度面と実務面を掘り下げる。
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>>開催まであと4日─申込み締め切りは7月13日16時<<
>>オンライン視聴申込みはこちら<<
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本セッションの見どころは、単なる法改正の説明にとどまらない点にある。昨年6月に施行された改正労働安全衛生規則では、熱中症のおそれがある作業者を早期に把握し、重篤化を防ぐための体制整備、手順作成、関係作業者への周知が事業者に義務付けられた。対象となるのは、WBGT28度以上または気温31度以上の作業場で、継続して1時間以上、または1日4時間を超えて行われることが見込まれる作業だ。
物流施設や輸配送現場では、この条件に該当する作業は少なくない。庫内作業、荷役、車両周辺での待機、屋外作業、空調が届きにくい区画での作業など、暑熱リスクは複数の場面にまたがる。しかも、そこで働くのは自社社員だけではない。協力会社、委託先、派遣、スポットワーカー、納品・集荷に訪れるドライバーも含め、施設内で誰がどのように守られるべきかが問われる。
今回のセッションから持ち帰れる成果は、まず自社の対策が「義務化対応として足りているか」を点検する視点である。報告先は明確か。異常時に誰が判断するのか。作業から離脱させる基準はあるのか。身体冷却の場所と物品は用意されているか。緊急搬送先や連絡網は現場で使える状態になっているか。これらは、事故発生後に確認する事項ではなく、事前に組織として整えておくべき実務である。
もう一つの焦点は、熱中症を「個人の体調管理」ではなく「組織の管理体制」として捉え直すことだ。厚労省の分析では、熱中症死亡災害の多くで、初期症状の放置や対応の遅れが問題となっている。つまり、倒れた人がいたかどうかだけでなく、異変を見つけられる体制があったか、迷わず作業を止められたか、現場に判断を丸投げしていなかったかが問われる。
物流現場では、納期、荷待ち、荷役時間、人員不足、電力コストなど、暑熱対策を難しくする要因が重なる。だからこそ、管理責任者や事業部門責任者が最新の制度・ガイドラインを把握し、自社の現場に落とし込むことが不可欠だ。
なお、本イベント参加者には、視聴者限定特典として、熱中症対策の実務に役立つ「酷暑対策!改正規則対応チェックリスト」を提供する。「やっているつもり」の対策で、現場の命を守れるのか。「例年通り」の運用で、義務化された実務に対応できるのか。その問いに向き合う入口として、本イベントへの参加が重要な機会となる。
CLO元年の夏を生き抜くための決断ーー命を守りKPIを両立させる、待ったなしの変革
「視聴者限定特典」として、『酷暑対策!改正規則対応チェックリスト』を提供
■開催日時:2026年7月14日(火)13時〜16時20分(予定)
■開催形式:オンラインライブ配信(YouTube Live)
■参 加:無料 ※事前登録制
■主 催:LOGISTICS TODAY「酷暑の物流生存戦略2026」実行委員会
■申込期限:2026年7月13日(月)16時
※視聴URLなどのご案内を開催1週間前〜前日目処にメールにてご連絡致します
※後日、YouTubeにてアーカイブ配信を予定しています(事前申込者限定)
※本ページ記載の本イベントの内容は、事前の予告なく変更になる場合がございます
川上泰生氏(フジトランスポート 取締役)
飯岡剛氏(丸全昭和運輸 物流品質管理部 理事)
松本孝文氏(三和建設 執行役員 大阪本店次長 RiSOKOブランドマネージャー)
古畑匡規氏(ファイズオペレーションズ 産業医・新宿区議会議員)
井澤僚太氏(デジタルグリッド プラットフォーム事業部 Director)
壽松木健太氏(エイターリンク 社長室 広報担当) ※VTR出演
<モデレーター>
赤澤裕介(LOGISTICS TODAY社長兼編集長)
刈屋大輔(LOGISTICS TODAY企画編集委員)
気象データ・労災統計・改正法制度から現状を俯瞰。CLO初年度の夏に何が問われているかを整理する。
登壇:LOGISTICS TODAY・赤澤裕介編集長
【セッション1】「酷暑と物流現場の今——法制度と現場の間にある壁」
改正労働安全衛生規則のルール変更のポイントを体系的に整理。企業が対策の見直しを迫られている現実と、現場との乖離をメディアの視点から語る。続いて、行政の立場から改正法の義務内容と企業向けキャンペーン・研究会等の取り組みを解説。
登壇:厚生労働省・高松達朗氏/冒頭解説・モデレーター:赤澤裕介編集長
【セッション2】「現場が動いた、そして壁にぶつかった——運送・建物、事業者の現在地」
物流企業が課題に向き合うことの難しさを整理したうえで、各社が直面してきた壁と試行錯誤を語る。
登壇:フジトランスポート・川上泰生氏、三和建設・松本孝文氏、丸全昭和運輸・飯岡剛氏/冒頭解説・モデレーター:刈屋大輔企画編集委員
【セッション3】「なぜ対策しても人が倒れるのかーー産業医が明かす、組織の共通点」
企業の酷暑・熱中症対策の現場に関わる立場から、企業が直面している健康管理上の課題と対応の難しさを解説。熱中症は「事故」ではなく、「管理体制・経営判断の問題」という視点への転換を促す。
登壇:産業医・古畑匡規氏/冒頭解説・モデレーター:赤澤裕介編集長
※関連VTR;「ワイヤレス給電システム」エイターリンク・壽松木健太氏
【セッション4】「電力コストという壁——酷暑対策と経営の間で何が起きているか」
対策強化と電力コスト上昇のジレンマを整理。新電力・エネルギーマネジメント導入を検討するうえで避けて通れない課題と、現実的な障壁を語る。
登壇:デジタルグリッド・井澤僚太氏/冒頭解説・モデレーター:刈屋大輔企画編集委員
【クロージング】
各セッションを受けて、荷主・CLOにとっての判断の難所と、運送・施設管理にとっての優先順位の見極め方を整理。「視聴者が明日から何を問い直すか」を提示。
登壇:全登壇者(一部登壇無しの可能性あり)/モデレーター:赤澤裕介編集長
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■お問い合わせ
LOGISTICS TODAYイベント運営事務局
MAIL:event@logi-today.com
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