国際DHL(ドイツ)は9日、東南アジアと米国を結ぶ太平洋横断の航空貨物ネットワークを拡充し、バンコクと米シンシナティを結ぶ専用貨物便を新設したと発表した。新サービス「TransPac Connect」の中核となる路線で、週3便を運航する。ワイドボディ貨物機を使い、1便あたり最大100トンの輸送能力を確保する。
新路線はバンコクとシンシナティを結び、米国内では広範な陸上フィーダー輸送と組み合わせる。あわせてベトナム・ハノイ、台湾・台北からの接続も提供し、シンシナティやシカゴなど米国主要ゲートウェイへの輸送をカバーする。

(出所:DHL)
DHLは、混乱や運賃変動が続く航空貨物市場で、主貨物室の安定した輸送枠、定時性、コスト予見性を高める狙いを示している。大型貨物や高額貨物にも対応し、運航から接続輸送まで一貫した管理体制を敷く。
同社は東南アジアについて、生産・調達地域として戦略的重要性が高まっていると位置づける。今回の路線拡充は、アジア、欧州、中東をまたぐ専用航空貨物ネットワーク強化策の一環で、フランクフルト、リエージュ、アムステルダム、香港などを結ぶ既存路線とも連携する。専用輸送力を増やすことで、荷主のサプライチェーン強靭化と供給途絶時の対応力向上につなげる考えだ。
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