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鴻池運輸、米国法人の低温倉庫屋根に太陽光パネル

2011年4月21日 (木)

ロジスティクス鴻池運輸は21日、米国現地法人「鴻池パシフィックカリフォルニア」社が環境活動の一環として、ロサンゼルスに保有する大型冷凍・冷蔵倉庫に大規模太陽光発電システムを設置し、稼動を始めたと発表した。

 

敷地面積7万3000平方メートル、7段ラック、天井高12メートルで、約2万6000パレットが収容可能となっている倉庫の屋根部分1万1592平方メートルに、太陽電池パネル(1枚約1.38平方メートル、発電量0.185DCKW出力)7600枚を設置。設備の総面積はアメリカンフットボールのフィールド2面に相当する。

 

米国法人では、倉庫全体の消費電力の約3割に相当する年間約200万キロワットの発電量を見込んでおり、CO2排出量を削減するとともに、年間23万ドルのコストダウンにつなげる。

 

太陽光発電システム設置工事は、オバマ政権が実施する「グリーン・ニューディール政策」を利用しており、建築費約5億円のうち、約4億円を政府と電力会社からの助成金でまかなっている。米国法人はこのほか、トラクターを低排気クリーンガス車に全車代替えしたり、プロパンリフトから電気フォークリフトに順次切り替えるなど、環境問題への取り組みを積極化している。