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日産、使用済みバッテリーの再利用実験を開始

2014年11月13日 (木)

調査・データ日産自動車と4Rエナジー(横浜市)は13日、エナリス(東京都千代田区)と協力して電気自動車「日産リーフ」の使用済みリチウムイオンバッテリーを複数組み合わせ、大容量蓄電池システムとしてビルの電力マネジメントに活用する実証実験を行う、と発表した。

日産の先進技術開発センター(神奈川県厚木市)に日産リーフの使用済みリチウムイオンバッテリーを24台分設置し、エナリスが提供するディマンドリスポンス(DR)サービスに対応させるもので、電力供給を滞らせることなく電力料金を削減できる大容量蓄電池システムの利用方法を実証する。

実証では、電力の需要側と供給側の両者にメリットがあるビジネスモデルの構築を目指す。将来的には、需要側の事業所などがリスクや投資負担の懸念なしで電力料金を最大10%削減でき、供給側がDRによるインセンティブを得ることで、需給バランスを適正な状態に保つことができるようにする。