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海外3拠点目

JSR、中国常熟市にディスプレイ材料の合弁生産拠点

2014年12月2日 (火)

国際JSRは1日、台湾の化学大手「長春石油化学」と合弁で、中国常熟市にディスプレイ材料の製造会社「捷時雅精細化工(常熟)」を設立することに合意したと発表した。投資額は40億円。

合弁会社はJSRが51%、長春石化が49%を出資する。新設工場は長春石化グループの現地法人敷地内に建設し、液晶ディスプレイ(LCD)用材料の着色レジスト・感光性スペーサー・保護膜などを生産する。2015年中頃に着工し、16年中に生産を開始する計画。

ディスプレイ材料は00年以降、アジアを中心に需要が急拡大しており、同社は需要に対応するため、これまで韓国、台湾に拠点を拡大。顧客に近い立地で供給する形で顧客との信頼関係を深めてきた。今回設立する合弁会社は、ディスプレイ材料事業として3か所目の海外生産拠点となる。